ドクターコラム

神経回路への電気刺激で認知症の改善、予防につながる可能性
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脳の刺激でPTSDやストレスが解消する可能性

脳を刺激するとPTSD(心的外傷後ストレス障害)が治りやすい

最近、EMDR(Eye Movement Desensitization and Reprocessing:眼球運動による脱感作と再処理法)が脳内の神経回路を活性化して神経回路の再編を起しているのではないかと考えられる。

日本EMDR 学会の「EMDR とは」からその根拠として以下を引用する。(1)
「EMDRにおいて、眼球運動や他の両側性の刺激は大きな役割を果たし、脳を直接的に刺激し、脳が本来もっている情報処理のプロセスを活性化できるのです」としており、神経回路再編を行う場合は何らかの方法で脳を活性化する必要があると考えられる。

精神疾患には電気けいれん療法(2)、経頭蓋磁気刺激法(3)、脳深部刺激療法(4)などの治療は脳を電気的に刺激しており、その結果、ニューロンに電気刺激を与える。また、これらとは別に電気刺激がニューロンの再編をもたらすことは実験的に示されており(5)、過去のわれわれの研究である低周波、微弱電流(6)の脳機能にもたらす変化からも神経回路の再編を起こしたと考えられる。

我々のMCTはニューロンに電気を流す方法としては簡便な効果的な方法であり、現在のところダウン症などの発達障害の治療、認知症治療をMCTの主なターゲットとしている。しかし、将来的には上述のようにMCT治療器が広く精神疾患の理学療法的な治療に使用できる可能性があると考えられ、今後の検討を要する問題である。

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